アテネ 国立考古学博物館 & 新アクロポリス博物館
数多くの古代遺跡が残るギリシャは、歴史的価値のある出土品も多く、博物館もいたるところにありました。
その中で、ギリシャ国内最大規模の博物館である、国立考古学博物館と、2009年6月に公開された新アクロポリス博物館に行ってきました。
アテネ 国立考古学博物館の写真
クレタ島を除くギリシャ各地の遺跡から発掘された、貴重な出土品が展示されています。
時代やテーマごとに56の展示室があり、ミケーネ遺跡から発掘された「黄金のマスク」が有名。
海底から発見されたポセイドンの像や馬に乗る少年のブロンズ像も有名です。
国立考古学博物館公式ホームページ
アテネ 新アクロポリス博物館の写真
新アクロポリス博物館は、アテネのアクロポリスの発掘現場から出土したものを中心に収蔵・展示している考古学博物館。2009年6月21日に一般公開。
ギリシャ政府はこの博物館の完成を機に、イギリスの大英博物館にあるパルテノン・マーブルなどの返還を要請しています。
新アクロポリス博物館公式ホームページ
新アクロポリス博物館は、びっくりしたんですが、遺跡の上に建てられた博物館で、その遺跡の一部も見えるような造りになっています。
博物館内は撮影禁止のため写真はありませんが、アクロポリスのエレクティオン神殿の像の本物が展示してあります。また、新アクロポリス博物館自体がパルテノン神殿と並列に建てられていて、博物館の3階からはパルテノン神殿を見上げながら、実寸大の神殿の装飾の展示を見ることができます。
「神殿の壁画はこんなふうだったんだ」と臨場感を持って鑑賞することができるのと、時代とともに変化してきたパルテノン神殿の歴史を見ることができます。